当院の鍼治療は直後効果はもちろんのこと、その翌日や2~3日後に効果を現すことがあります。
これは、鍼をすることで微細な組織損傷を人為的に引き起こすことに起因すると考えています。
原因の場所は血流が悪くなっていて、そのために治りが悪い状態になっていますが、組織が壊れることで血流が集まり、治るように身体が働きだします。
この組織破壊による治癒システムの活性は他の治療には無い鍼灸独特のもので、その作用は2~3日は続くと考えられます。
したがって、施術直後から少しの間筋肉痛に似た症状が鍼を打たれた場所に続くことがあり、心配されることがあるかと思いますが、数日でこの痛みは無くなります。
鍼は痛くありませんか?
このような質問をされる方は少なからず“注射への恐怖”がある方かもしれません。
痛みへの感受性は心情面が多く左右されるとも言われますが、注射へのトラウマがある人は鍼は怖いもの、痛いものとうイメージが強く脳にこびりついているのだと思います。
髪の毛程の鍼先でも軽く「痛い」と感じる方もいらっしゃいますが、小学生でも平気で治療に来ているのでそんなに恐れることはないと思います。
鍼治療は痛い場所(例えば腰や肩など)の異常な神経興奮を取り除くことを目的としており、
理学的にはその場所の組織が悪くなっています。
そこに鍼先が当たるとズシーンとかズーンと重苦しい感覚が発し、痛みが改善されます。
”これを鍼の響きということがあります。
初めて経験した人は鍼の響きを痛いと感じやすいですが、不安や抵抗がなくなってくると「痒い所にが届く」ように「気持ちいい」と感じる方も多いようです。
中国や韓国の鍼治療の書には「鍼の響きが無いと効果がない」と書いています。
ズシーンという響きは1秒程度で、それほどきついものではありません。
ほとんどの患者さんは慣れていきます。
“良薬は?に苦し”と思って頂ければ、その分効果を実感して頂けます。
施術後の注意点
当院の鍼治療は人為的に細胞に傷をつけます(細胞の微量の破壊)。
と言っても、極々少量の傷です。
鍼した後はその傷を修復するためにそこに血液が集まりますが、その時にコリが解消したり、痛み物質が流されたり、その他にも全身的な変化が起きています(本人の自覚がない場合もあります)。
その作業が、施術後48~72時間の間に生じますので、治療後1日、2日後に症状が改善することも良くあります。
この間は鍼をしたところが筋肉痛になったり、かえって痛みが増したり、だるかったり、眠かったりする人もいます(痛み止めやステロイド、心療内科系の薬などを常用されてい
る方はこれが強く出る場合があります)。
その間、身体は治す方向に頑張って動いていますので出来るだけ安静にしてください。
特に治療を受けて3時間ほどは十分に安静にしていてください。
間違っても、治療直後は筋トレやランニング、重い物を持つ作業などしないようにしてください。
特に当院の鍼治療は筋肉のコリを緩めるため、パフォーマンスは何%か落ちることがありますので、大事な大会や競技がある場合は2日前までに治療を受けてください。
治療を受けた後は交感神経の緊張がとれ、副交感神経が活発になるので、眠くなったり、休みたい気持ちが出てきます。
身体もそういっているので休みましょう。
休むことで治癒力は上がります。
当日の飲酒や喫煙もお勧めできません。
喫煙は末梢の血管を収縮させ、血流を落としますので、治りを悪くします。
飲酒は飲んでいる時は身体を温めますが、その数時間後は体を冷やしますので、痛みを起こさせる可能性があります。
また、アルコールは施術の痛みを抑える力をブロックさせるので、お酒を大量に飲んだ場合痛みが悪化することがあります。
もちろん、飲酒後の施術はお断りいたします。
温泉やサウナも治療当日はお控えください。
せっかく、治療で肩や腰に集めた血液を全身に散らせてしますので、治療効果が落ちます。
家庭のお風呂は大丈夫ですが、長湯(一時間以上)はしないようにしましょう。
施術後の注意点まとめ
・施術後48~72時間の間(特に3時間以内)は激しい運動などをせず安静にしてください。
・パフォーマンスに影響が出る可能性があるため大会や競技出場の2日前までに施術を受けてください。
・施術当日の飲酒や喫煙は控えてください。
・当日の温泉やサウナは控えていただき、家庭内のお風呂も一時間以内にしてください。

